※201708 未来記事へのリンク追記しました
※201709 長いので本題短くしました()

さてさて、スケッチブックである(そのまんま
canson-artbook-basic-hardbound-sketchbook-2
北米キャンソンのアートブック ベーシック スケッチブック 製本/米国製
※アートブックというシリーズ名称は最近で以前はベーシックスケッチブックという名前だった(らしい

CANSONは1557年創業のフランスの紙メーカー。絵描きの人なら大体知ってるメーカーですね。
216ページ(108枚綴り)ハーフレターサイズ5.5×8.5インチ(A5スリム)紙の厚さ96g
手帳サイズから大判まであるけど、コレは下から二番目のサイズ。このサイズのスケッチノートが気軽で好き。
canson-artbook-basic-hardbound-sketchbook-1

レビュー

画像中の下に写ってるブリックブランド(画材屋)は同じ米国工場製みたい。紙の重さ(厚さ)表記は同じなんだけどブリックは少しインク系が抜ける。どちらも普通の上製本である。表紙は型押し皮革風の紙製。
本題のCANSONブック。本文用紙はスケッチ用紙には違いないけど、例えるならマルマンのSOHOスケッチパッド紙(96.5g)と同じさらさらな質感・厚さ(sohoより気持ち薄め)の薄口紙だけど紙質自体は全く異なる不思議。
裏表の質感に殆ど差がないのでノートって呼んでも違和感ないかも。実際ノートブックと言い張る米国人(9歳とその母)がいる...スケッチブックなのに...いや、ノート?ノートとスケブの違いが判らなくなる時ってあるよね?水彩紙パッドはスケッチブックとは呼ばないし、方眼ノートをスケッチブックと呼ぶトコもあるし、ブランクスケッチブックにいたってはもう意味不明で、じゃ罫線入ってるスケブってあるの?って話になるし(方眼ノートに戻る)、無地ノートは自由帳っていう日本語があるし、いや自由帳っていえばスケッチノートでしょってなるし、フランス系スケッチペーパーなのでカイエって呼んでもいいし。(気の病
この手の定番ハード製本タイプは建築やアート系学生向けらしいけど、保存しやすい為か、昔から絵日記用のジャーナルノートにしてる方が多いっぽい。

毎日気軽に使えるスケッチ・ノートブック(カイエ)


このベーシックスケッチブックはこのサイズ(A5相当)で200頁ちょいあって、安売り実売価格が800円~1000円程(定価は1400円位)。欧州圏の絵描きが羨ましくなる瞬間である。米国製もフランス・イタリア製の同タイプ(one artbook)もそれくらいで買えるっていう...

201709追記※他CANSON製品の未来記事
CANSON ONE ARTBOOK
CANSON アートブック UNIVERSAL


記録として保存したい黒鉛描きや簡単なペン画系はモレスキンのノートブックが無地だし裏表両方に描けるしページ数もあるので、ここ最近はモレスキンのスケブ(アート紙タイプ)使わないでプレーンノートばかり使っていた私。
でもモレの普通のノートは抜けないって言っても抜けるときはがっつり抜けるので結構気にしながら使ってて実はストレスでしたの。かと言って厚めのモレスキン(スケッチブック)を気軽には正直使えない。半額以下のを使ってると言ってもページ数も少ないし割高だし、何しろ沢山描く人にとってはデイリーユースにするにはちょっと大袈裟過ぎるし気軽な感覚じゃないのである。
というか我が国ではこの手のハードカバー糸綴じ上製本で無地のページ数があるタイプは
残念ながら割高なモレスキンくらいしか選択肢が無い...アジア欧米海外だとモレスキンタイプの洒落たスケッチブックはいくつかある。

試し描きレビュー


本題に戻り、早速テストドローイング※画像追記しました。
canson-artbook-basic-hardbound-sketchbook-3
20150823 canson スケッチブック(テストドローイング)
drawing/graphite(pilot 4b/pentel 0.5 mp,uni 2b/pentel 0.3 mp,hi-uni b pencil lead/fixpencil),foutainpen(pelikan #500 EF/water based ink),rotring(tintenkuli tiku/rapidograph/pigment ink),wash(derwent inktense),brush-pen(zebra fude-sign),color lead holder(pentel ph158)

このベーシックタイプはドライメディア向けの製品でメーカー推奨は鉛筆系か軽い水性ペン。
しかし、モレスキンのノートブックの代用...否、乗り換える為に導入することにしたので同じ条件で試し描き。
いつもの鉛筆(シャープペンと芯ホルダー)やペン(インク)で。
黒鉛、万年筆(水性インク)、ロットリング(顔料インク)に水彩色鉛筆(ダーウェント・インクテンス)に
チープな色鉛筆(ぺんてるプリズメイト)
先日も書いたけど、黒鉛のノリがとてもイイです。クロッキー帳の様な摩擦感でとても良い。
万年筆やロットリングの描き心地も良い。
水性インクは気持ち滲むけど気にならない程度。顔料インクの滲みはそれほど目立たない。
軽い淡彩(透明水彩)なら結構使える。ガッシュも問題無し。裏滲みは無し。
紙が薄いので普通に水彩やってしまうと勿論べろんべろんに紙面は湾曲するが淡彩(軽い水彩)ならそれほどでも無く裏表普通にストレス無く塗れる。
肝心のインクテンスの赤系が微妙に裏抜けする。透明水彩は何故か抜けない謎...まぁ本来ドライメディア用のスケブですし..
チープ色鉛筆のノリは流石にモレのノートと比べるのはフェアじゃないですけども勿論キャンソンの方がノリが凄く良いです。
つけペンは、フローが良いのでカラーインク(W&N)とプラチナの顔料インクは滲んでしまいダメだった。
開明墨汁なら全く滲まないでくっきりと線が描ける。裏抜けと裏写りが全くない。
スケッチ用の紙だけど前述した様に、裏表が同じ紙面でフラットで軽い(薄い)ので描いてると普通の無地ノートと錯覚してしまう。
ただ枚数が結構あるので180℃見開きはし辛いかな~。勿論糸綴じなので開くことは開くけど。
いやしかしノートとスケッチブックの境界線っていったい(二回目
canson-artbook-basic-hardbound-sketchbook-4
もちろん、水使うとたわみます。でもこんな程度。水性インク(万年筆)と筆ペンは流石に気持ち薄っすら裏写りしますけど余裕で裏表使えますねコレ...

表※水性マーカー足した画像
canson-artbook-basichardbound-sketchbook-2
裏面
canson-artbook-basichardbound-sketchbook-3
水性マーカーも裏写りしない(一度塗りなら)
筆ペンの毛筆系は流石に薄っすら裏写りする。

同程度の厚さ(紙の重さ)の国産品と比較

maruman-soho-sketch
同じ質感・厚さのスケッチ紙のマルマンSOHO(数年前愛用してた)
※こちらの方が若干厚い紙(96.5g/m2)
こちらも裏表が同じ紙面でフラットで軽い(薄い)
ノートブックというよりはスケッチパッド(ばらけてしまう)
maruman-soho-sketch-1
発色や描き心地は最高に素晴らしい(流石日本製)。でも一面しか使えない。
節約するために裏表描けるブックが欲しいのである。頁単価が重要なのだ()
maruman-croquis-pocket-s163
同じく同じ感じのポケットクロッキー(画用紙タイプ/96.5g)これも数年前外用に愛用していた。
メーカーは薄口画用紙タイプって謳ってるけどさらさらすべすべなので、感覚的には厚めのノートっていう紙面です。こちらも裏表が同じ紙面でフラットで軽い(薄い)
maruman-croquis-pocket-3
余ってたページに同じ条件でカキカキ
maruman-croquis-pocket-4
マーカーの発色や描き心地は鉛筆からペンまで最高に良いんですけどもね。水彩が微妙に抜ける。水性マーカーに弱い。まぁ薄い紙だからってのもあるね。
安いスケッチブックは持ち運びや装丁や紙面を拘らないなら、マルマンなら図案が一番良いかも知れない。目が粗いのでアレだけど裏表描けるしドライもウェットもノリが良いしあれは本当良い紙だと思う。

他比較

因みに1997年創業新興ブランド、モレスキンのノートは結構薄いのに使えるんですよね~
moleskine-notebook-paper-review-1
モレは結構水にタフで裏表使える
軽い淡彩(水彩着色)や水性マーカーなら裏抜けしない。中国四千年の技術の賜物である←
蛇足だが、ピカソやゴッホは勿論モレスキンなんて使ってなかったけど、多分本題のCANSON製品なら使ったことがあるに違いない...

一番お気に入りのブック
canson-stillmanandbirn-moleskine-tiger-drawing-book
一番お気に入りの米国製スケブ、stillman&birnのハードバウンドは紙が厚いので割と軽めの水彩お絵描き用、なのだけど結構普通に水多めで使っちゃってる。フィールドスケッチ(屋外)向けなので、表紙のハードカバーもとても分厚くてまるで画板である...ただこの一番ベーシックなALPHAというシリーズは真っ白のべラム紙面(vellum surface)細目の凹凸が有り裏表で若干違う。同じ重さの紙でスムース紙面のシリーズはIPSILONというシリーズになる。そちらの紙の色はアイボリーである(日本未入荷)。水彩用のZETAとか他にも出してるけど日本未入荷であるのが残念。
IMG05661
※1510追記画像
stillmanのノートブックは(上に重なってるヤツ)割とフラットに見開けて、本文がとても頑丈に綴じられてるから360度折り畳める(推奨しないけど)。

なんだかスケッチブック集めてるみたいに見えるけど気のせいです()

※追記
なんと!水彩紙のワトソンを閉じてあるミューズ製のハードカバー糸綴じスケッチブックがあるのを知ったので追記

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三千円近くするけど、190Gのワトソン綴じてあるしこんな装丁だったら
そんなに高くないねコレ...まぁ私にはこんな高価で洒落たスケッチブック必要ないけど、
製本がクラシックタイプでいい感じ。
絵日記帳なんかのジャーナルノートとしてならアリかも知れない。
ファブリアーノもベネチアブックっていう製本タイプの可愛い水彩スケブあるんだけど(伊東屋でチェックした)
国産メーカーも古典的なスケッチブックに注目してるのだろうか...
つうか国産もこういうの作れるんだったら、A5のスタンダードタイプ1200円位で
見た目は地味で良いからハードカバーの糸綴じブック出して欲しいよな...
※追記 ミューズ製品はA.Cスケッチっていうケント紙綴じた上製本のスケブがある(あった?)らしいです...
見た事ないのでもう作ってないのかな...かなり気になります。






というブックのレビュー兼ねた個人的画材メモ(スケブヲタ気味



いやまぶじっさいもんだい








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